この世に生を受けた赤ちゃんはいつから自己を認識するんだろうか。自分と世界の境目はどうやって認識するようにプログラムされているんだろうか。他の人々が自分と世界の境目をどのように認識しているかといういことについて、人はどうやってわかることができるんだろうか。
何かが起こる、変化する、状態が遷移する、ということは、境目を超えたイベントが起こるということなんだろう。
ずっとそんなことを考えながら、世界とのinteractionを一瞬でも感じとることができたような気がした音楽やファッションや化粧品に没頭してみたりした。
手探りすればするほど世界はわからず、結局胎内にいた時に最も宇宙について知っていたのであって、そこから世界に出てから死ぬまで必死に手探りを続けるのが人生なのかもしれないとも思う。
